《職場の教養に学ぶ》
お題:朝礼の効用
2024年9月18日(水曜)
【今日の心がけ】思いを共有しましょう
砂川昇建の思うところ
弊社の朝礼は冊子のテーマを通して、感想や意見を述べる形式です。人が経験できるシチュエーションは限られていますが、冊子の物語での、他者の考えや感想を聞く事で、様々なシチュエーションを疑似体験する事ができます。このような疑似体験は、自身が似たような場面に遭遇した時に自身の感情に影響を与えると思います。つまり、何も考えた事が無い事と、疑似的であっても思考した事は、考えると言う事でも、おのずと差が付くからです。朝礼の感想は自由ですが「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」が基本です。「自己受容」とは、発展途上の自分、他人から劣る自分を認め、努力を続ける自分を認める事です。「他者信頼」は、他人の意見や考えを容認し尊重する事です。例え、自身と意見や考えが違ったとしても同じ企業に所属する限り、目的は一緒です。「他者貢献」は、稲盛氏が提唱する「利他の精神」です。私達は、金銭的に豊かな生活を目指して仕事をしますが、実は、仕事や人生の最大の意義は「他者貢献」なのです。一般的に、他者に対して貢献すると、見返りを求める感情が沸き上がります。そして、時には裏切られた感情を抱く事もあります。このような感情は「他者貢献」ではありません。「他者貢献」は「陰徳」でなければ自分を苦しめる事になります。良い事をする時は「恥ずかしい」と思わなければいけません。何に対して「恥ずかしい」と思うのかと言うと「見返りを求める自分の心」に対してです。
著者 砂川昇建