《職場の教養に学ぶ》
お題:日本発祥の「EKIDEN」
2024年10月11日(金曜)
【今日の心がけ】連帯意識を高めましょう
砂川昇建の思うところ
「駅伝」の話です。中継して多くまで物を運ぶと言う点で「人力車」と似ていると思います。駅伝ではランナーがタスキをつなぎ、リレー形式でゴールを目指します。これに対し、人力車も長距離を移動する際には、一人の車夫ではなく、複数の車夫が交代しながら目的地まで運んだそうです。駅伝では、区間ごとに走者が決まっており、人力車でも同様に一定の距離ごとに車夫が交代しました。いずれも長い距離を複数の人で分け合って達成する形式です。人力車が乗り換えでどの程度の距離を移動できたかについては、状況や時代によって異なりますが、通常の一人の車夫が一度に引ける距離は約10〜15キロメートルが一般的だったと言われています。その後、次の車夫に交代しながらさらに遠くまで進んでいきました。人力車が長距離を運行する場合、乗り換えが頻繁に行われ、都市間や地方まで広範囲に移動できるようになっていたそうです車夫たちは、特定の地点(駅伝でいう「中継所」に相当する場所)で待機し、乗客をスムーズに運びました。このように、リレー方式で人を運ぶ仕組みが発展していたようです。力をあわせて目標を達成するという点で共通していますね。
著者 砂川昇建