《職場の教養に学ぶ》
お題:内に秘めたもの
2023年12月28日(木曜)
【今日の心がけ】内面にも目を向けましょう
砂川昇建の思うところ
「外見と内面が異なる事がある」と言う話です。歴史上、外見と実際の資質や能力が一致していないエピソードは数多くあります。その中でも、アメリカ合衆国第16代大統領であるエイブラハム・リンカーンのエピソードは感銘的です。リンカーンは外見からはあまり華やかさを感じさせない人物で、当時の人々は彼を「草食動物のような」外見だと揶揄することもありました。しかし、その物静かで謙虚な外見とは裏腹に、リンカーンは非常に鋭い知恵と卓越した指導力を持っていました。彼が大統領になる前は、失業し困難な状況に置かれることが多く、また政治的なキャリアも順調ではありませんでした。しかし、彼の卓越したスピーチ能力とリーダーシップにより、彼は奴隷制度廃止を含むアメリカの歴史的な変革を成し遂げました。このエピソードは、外見だけではなく内面の資質や能力が人を評価する上で重要であり、印象や外見だけでなく、人の真価はその深い内面にあることを示しています。例えば、高学歴の人がほおずえをついているのを見て、「何か深い事を考えているのかな?」実際には、二日酔いで居眠りしているだけなのかも知れません。これは、インプレッション(先入観)による誤った認識です。
著者 砂川昇建