《職場の教養に学ぶ》
お題:ふんどしの日
2024年2月14日(水曜)
【今日の心がけ】日本の心を再発見しましょう
砂川昇建の思うところ
私は、ふんどしを履いたことがありません。多くの人がそうかも知れませんが、お祭りや、2丁目の人、あるいは、相撲取りでない限りあまり縁がないと思います。そこで、ふんどしについて調べてみました。ふんどしは漢字で「褌」と書きますが、「衣」偏に「軍」と書くことからも分かるように、戦闘服に由来するものだと言われています。「ふんどし」という呼び方は、「踏通(ふみとおし)」という言葉や、馬や犬を繋ぎ止めるための綱、「踏絆(ふもだし)」が転じたとする説や、馬などを縄で繋ぎ止める「絆(ほだす)」という言葉に由来する説、「糞通し」という言葉に由来する説など諸説ありますが、いずれも定かではありません。また、「ふんどし」という名前が使われるようになった時代は江戸時代末期とされています。浮世絵などで、着物の裾をまくり上げた構図で、チラリと見える白いもの、あれは紛れもなくふんどしでしょう。しかし、文献などによる確かな証拠が残っているわけではないので、当時「ふんどし」という言葉が使われていたのかどうかは、実のところ、これもまた定かではないのです。 「他人のふんどしで相撲を取る」と言う諺がありますが、余り他人のふんどしを身に付けたくはないですよね。まさか、ふんどしの事を調べる事になるとは自分でも驚きました。
著者 砂川昇建