《職場の教養に学ぶ》
お題:おもくろい
2024年10月13日(日曜)
【今日の心がけ】言葉を大切にしましょう
砂川昇建の思うところ
「おもくろい」という言葉は、若者の間で使われる新しい言葉の一つです。これは「面白い」と「黒い」を組み合わせた造語で、特に「ブラックジョーク」や「ダークなユーモア」を含むものに対して使われることが多いです。つまり、「面白いけれど、少し黒い(暗い、ダークな)要素がある」というニュアンスを含んだ言葉です。まだ広く使われているわけではなく、主にインターネットや一部の若者文化の中で見られることが多いです。一方で、「やば」という言葉は、もともと江戸時代に使われていた隠語で、特に盗賊や遊女の間で「見張り役」や「警戒する人」を指す言葉でした。看守や役人に似た役割を持つ人物に対して使われることがありました。この「やば」が後に「やばい」という形に変化し、当初は「危険」「不都合」「問題がある」というネガティブな意味で使われるようになったと言われています。つまり、「やばい」という言葉は「やば」という隠語が語源となっており、当初は確かに見張り役や警戒対象の意味と関係がありました。盗賊が「やばがいる」(見張りや警戒役がいる)といった文脈で使用していたことから、「やばい」=「危険」という意味が発展したとされています。最近の若者は「良い事も」「悪い事も」「やばい」といいますよね。そういう使い方が「やばい」かも知れません。
著者 砂川昇建