《職場の教養に学ぶ》
お題:久しぶりの帰省
2023年7月28日(金曜)
【今日の心がけ】元気な姿を家族に見せましょう
砂川昇建の思うところ
田舎に帰省することは、懐かしい故郷や家族との再会を通じて、過去の思い出やつながりを大切にし、心の安らぎを感じることができるでしょう。しかし、同時に帰省する度に過去の光景が変わっていくことや、家族の中での人々の変化を見ることで、生命の流転という無常の実感が湧き上がってきます。悲しいことに、昔のようにすべてが変わらず続くことはなく、時間が進むことで人々や環境も変化していくのです。子供の成長が早いように、年寄りの衰えも同じように加速していくことは、生命の営みとしての無常の一面です。仏教では「生老病死」を四苦の一つとして捉え、すべての生き物が生まれて成長し、老いて衰え、最終的に死ぬという現象を指摘しています。この無常の流れの中で、苦しみや別れが生じることに対する悲哀が含まれています。田舎に帰省することや生命の流転という悲しい現実を通じて、無常を理解し、自己や他者への思いやりを深め、深い感謝の気持ちを持つことで、仏教の教えに沿った生き方を築くことができるでしょう。 一年前に母親を亡くして、家族と一緒に過ごせる事がいかに素晴らしい事かを思い知らせれました。
著者 砂川昇建