《職場の教養に学ぶ》
お題:立場と役割
2023年7月6日(木曜)
【今日の心がけ】立場に応じた役割を果たしましょう
砂川昇建の思うところ
「自分に似た人は世界に3名いる」などと言う都市伝説を聞いた事があります。しかし、人間は似ていても似ていなくても大体同じ考えをもっています。つまり、日本人であれば画一的な教育をうけて、同じような家庭環境で育って行きますから、外国人とは考えが違いますが、日本人同士はだいたい同じです。キルケゴールは「自己とは自己に関係するところの関係である」と言いました。つまり、自己とは関係した領域から受けた教育や影響で作られているのです。同様に、役職者になるとふさわしいミッションが与えられます。課長職は、会社の目標を達成するために進捗管理やメンバーに指導したりして現状のステータスを管理します。部長は、目標を打ち出したり全体としての作業方法や達成可能な立案を行います。上席になればなるほど、仕事をしていないように見受けられるのですが、クリエイティブな仕事は答えがない事に対して、仮説と検証を繰り返して答えを作る仕事ですから価値があるのです。努力が足りないメンバーは、成果が上がらない事に対して不満を抱く事があるのですが、全体としての仮説を成功させるように頑張らなければなりません。その事により自分の限界を超える力をつける事が出来るようになるでしょう。
著者 砂川昇建