砂川昇建会長ブログ 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

砂川昇建 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

《職場の教養に学ぶ》

お題:役に立つ学問

2024年8月21日(水曜)

【今日の心がけ】学んだことを社会で活かしましょう

砂川昇建の思うところ

実学と儒教の乖離については、実学が現実的で実用的な知識や技術に重点を置くのに対し、儒教は道徳、倫理、心のあり方に重きを置くという対立が見られます。しかし、実学ばかりを重視することが、必ずしも個人や社会の幸福に繋がるとは限りません。儒教の教えが示すように、心の在り方や倫理的な価値観も同様に重要です。実学は、社会の発展や個人の生活向上に直接的に貢献するものであり、技術革新や経済成長の原動力となります。実学が重視される理由は、具体的な成果を生み出し、日常生活において直接役立つことが多いためです。現代においても、科学技術や経済学などの実学は、世界をリードするために必要不可欠な要素となっています。一方で、儒教は「仁」「義」「礼」「智」「信」といった徳目を重視し、人間としての正しいあり方を追求します。これは、個人の内面の成長や社会全体の倫理的な秩序を保つために重要です。儒教の教えは、心の豊かさや人間関係の調和、社会の安定を目指しています。仏教の教えにある「因縁仮和合」は、すべてのものが因縁によって成り立っているという考え方であり、現象の背後にあるつながりや原因を重視します。これを実学に結びつけると、実際の知識や技術だけでなく、それをどう活かすか、またそれが社会や他者に与える影響を考えることが重要になります。実学だけを追求すると、成果や効率が優先され、心や倫理を軽視しがちです。しかし、心のあり方が健全であれば、実学の成果もより良い方向に導かれる可能性が高くなります。例えば、技術者が倫理観を持って開発を行えば、その技術は社会にとって有益なものとなり、逆に倫理観が欠如していれば、害を及ぼす可能性があります。実学と儒教的な心のあり方は、対立するものではなく、相互に補完し合うべきものです。技術や知識がどれほど進んでも、それを使う人間の心が乱れていれば、その成果も真の意味では社会に貢献しないでしょう。だからこそ、実学と倫理的な心のあり方を両立させることが、個人の幸福や社会全体の調和に繋がると言えます。

著者 砂川昇建

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