《職場の教養に学ぶ》
お題:専門用語と略語
2024年4月24日(水曜)
【今日の心がけ】様々な用語を学びましょう
砂川昇建の思うところ
「新人営業」と「ベテラン営業」の話をしましたが、今回も似たような話です。「専門用語」を勉強したての営業は、盛んに「専門用語」を話したがります。自分の視点で「学んだ」事を自慢したいからです。各部門の新人さんたちも同様に自分が学んだ事を話したがります。しかし、顧客からすると「不快なだけではなく」「分かりにくい話」でしかありません。総理大臣を務めた「中曽根康弘」の若い頃の話で、雄弁で識学な彼は、経済界の重鎮に、自身の理想や、いかにあるべきかをとうとうと話したそうです。しかし、重鎮曰く「中曽根君、龍と言うものは、雲に隠れて少しづつ見えるから迫力があるのだよ。君の話のように、全体が丸見えで素っ裸では迫力がないんだよ」と返したそうです。専門性や知識は、打たれた時にさりげなく、しかも深く話す事で周りに感銘を与えるのでしょう。
著者 砂川昇建