《職場の教養に学ぶ》
お題:凧あげ
2024年1月5日(金曜)
【今日の心がけ】伝統文化に触れましょう
砂川昇建の思うところ
石垣島では、毎年1月に凧揚げ大会が行われます。石垣島では凧の事を「かーぶやー」と言います。伝統的な凧の形は「八角・ピキダー・アヨー・シャクシメー」などです。乾燥した竹を割って、小刀で薄く削りそれぞれの形に形成していきます。障子紙などを貼り付けて、最後に口に含んだ水を吹きかけます。そうすると、貼り付けた紙が縮小し、シワがなくなりピンと張った状態に仕上がります。タコ糸は、特に専用のものではなく、漁具の紐を使っていた気がします。竹に巻き付けていきますが、手元を回転しながら竹に巻き付けていくのでコツがいります。また、石垣島の凧は、しっぽを付けます。荒縄などを数メートル取り付けて飛行を安定させます。小学校の低学年から自分で作っていたので、小刀など器用に使えるようになります。石垣島の凧揚げの採点方法は、地面とタコ糸の角度で採点します。つまり、凧が90度に限りなく近く上がった凧が良い得点をもらえます。しかし、最近は石垣島でも、市販のカイトなどを飛ばしている子供が多いです。伝統文化は、時代と共に廃れていくのですね。
著者 砂川昇建