《職場の教養に学ぶ》
お題:忠犬タロー
2024年11月1日(金曜)
【今日の心がけ】動物に親しみましょう
砂川昇建の思うところ
茨城県の忠犬タローの話です。忠犬タローの物語は、茨城県石岡市の石岡駅とその周辺を舞台にした感動的なエピソードです。タローは1964年、石岡市立東小学校の近くで迷子の状態で発見されました。当初は子どもたちや職員たちに愛されながら学校で飼われましたが、その後、彼は毎日石岡駅まで通い続け、17年間も離れ離れになった飼い主を待ち続けました。その他にも伝説の忠犬がたくさんいます。秋田犬のハチ公は、飼い主の上野英三郎博士が亡くなった後も、約10年間毎日渋谷駅で彼の帰りを待ち続けたことで知られています。1958年、南極観測隊が撤退する際、悪天候により連れて帰れなかったカラフト犬のタロとジロは、厳しい南極の環境で生き延び、翌年の観測隊復帰時に再会を果たしました。彼らの物語は映画「南極物語」にもなり、勇気と生命力の象徴として語り継がれています。盲導犬サーブは、雪の日に暴走するトラックから飼い主を守るため、自ら体を張って庇い、大けがを負いました。この出来事が契機となり、盲導犬の保護や福祉が進み、法律の整備にもつながりました。シロは、猟師の飼い主からの指示で重要な書類を運ぶ使命を果たすため、何度も飼い主のもとへ戻ろうとしました。しかし、処刑を止めるには間に合わず、その忠誠心が悲劇として語り継がれています。彼を祀った「老犬神社」では今も地域の人々に親しまれています。日本以外にも感動的な忠犬の例があります。ボビーは、主人の墓のそばに約14年間寄り添い続けたことで知られ、スコットランドのエディンバラでは今でも銅像が建てられ、訪れる人々の心を打ちます。これらの物語は、人と犬の絆が時代を超えて語り継がれるものであり、それぞれの犬が持つ献身と愛情が多くの人々の心に感動を与え続けています。都会の犬は「お犬様」と呼ばれ、エレベーターで同乗した他の人に吠えてきます。やっぱり雑種が一番ですね。
著者 砂川昇建