《職場の教養に学ぶ》
お題:自分の本分
2023年7月30日(日曜)
【今日の心がけ】自分の役割を全うしましょう
砂川昇建の思うところ
仕事やプライベートで劣勢に立たされた時に参考になるのは、春秋戦国時代の武将たちの話です。孫権(そんけん)は、赤壁の戦いで敵対する曹操(そうそう)に対して火攻めの策略を成功させました。劣勢に立たされた時でも、創意工夫や計略を駆使して相手を打ち破ることが可能です。チームと協力し、新たなアプローチを取ることで、困難を乗り越える手段が見つかるでしょう。多くの武将たちは、君主に忠誠を誓い、困難な状況でもその信念を貫きました。自らの仕事や企業に対しても、困難に立ち向かう意思を持つことが重要です。忠誠心と責任感を持ち、目標に向かって団結することで、劣勢を克服する力を養うことができます。若い内は、自分が主役であり、忠誠を誓うという事に拒否反応があるかも知れません。しかし、いずれは自身がリーダーとなった時にメンバーはその振る舞いを見ているでしょう。つまり、自分は上司の指示に従わないのに、人を従わせようとする事に疑問を持つでしょう。つまり、人に仕えるという事は自身を「統率」しているのです。そういう意味で「侍従」「統率」は同じことなのです。
著者 砂川昇建