《職場の教養に学ぶ》
お題:先人と共に
2023年12月14日(木曜)
【今日の心がけ】先人への感謝を深めましょう
砂川昇建の思うところ
組織の上に立つ人のお手本として「貞観政要」があります。唐の太宗が国を建国するまでに一緒に戦った「房玄齢」そして建国してからの側近「魏徴」に問いました。「創業と守成は孰れが難き(創業と守成はどちらが難しいか)」古くから太宗に付き従い、唐王朝の創業に携わった者たちは「創業です」と答え、最近になって家臣に加わった者は、「守成です」と答えます。太宗は、「創業の困難はもう終わったから、これからはみんなで守成の困難に当たっていこう」と述べた、ということです。私も、起業してからは苦労の連続で、現在、恵まれた環境で仕事をしている役職者へ「昔話」をよくします。「創業と守成、どちらが困難か?」には前提があります。つまり現状維持で満足している側近であれば無用の「ごくつぶし」でしかありません。100倍にも、1000倍にも大きく成長させて行くと言う選択肢こそが「創業」を超える業績だと言えます。
著者 砂川昇建