《職場の教養に学ぶ》
お題:信頼と成長
2024年10月29日(火曜)
【今日の心がけ】信頼関係を築きましょう
砂川昇建の思うところ
部下にプロジェクトを任せた話です。部下に重要なプロジェクトを任せることは、リーダーとしての責任を伴う重要な判断です。丸投げすることにはリスクがある一方、適切な支援と指導があれば部下の成長の機会となります。経験の少ない部下にすべてを任せると、プレッシャーが強すぎてストレスを抱え、モチベーションが低下する可能性があります。又、何の支援もなく「任せる」と言われると、部下は「放置されている」と感じ、リーダーとの信頼関係が損なわれる可能性があります。反面、メリットとしては、プロジェクトを任されることで、部下は計画立案、チームの調整、意思決定などリーダーシップを学ぶ機会を得ます。重要な仕事を任され、失敗や成功を経験することで、自分への自信と打たれ強さが生まれ、さらなる成長の意欲につながります。支援は行いつつも、部下の自主性を尊重し、自ら判断する機会を与えましょう。リーダーは答えをすぐに与えるのではなく、部下が考え抜く時間を確保することが大切です。プロジェクトが完了したら、成果物を確認し、目標に対してどれだけ達成できたかを評価します。この段階で、次に活かせる学びを整理します。プロジェクト終了後に、部下との振り返りの場を設けます。何がうまくいき、どこに改善点があったのかを一緒に考え、部下の成長を支援します。部下にプロジェクトを任せることは、適切に行えば大きな成長の機会となりますが、丸投げすることで進捗の不透明化や部下の負担増などのリスクも生じます。重要なのは「目標の共有」「計画の立案」「指導と支援のバランス」を取ることです。
著者 砂川昇建