《職場の教養に学ぶ》
お題:後輩の教科書
2020年7月16日(木曜)
【今日の心がけ】後輩の良きアドバイザーになりましよう
砂川昇建の思うところ
弊社では、朝の清掃や朝礼などを毎日実施しています。服装や身なりについても厳しいルールがあり、研修生だけでなく役職者もルールを守っています。これは、研修生の「模範」になるために設定されたものであり、研修生達が目指すべき「愛される社会人」になるための訓練でもあります。ゲーム開発や受託開発など、成果物が評価の対象であればこのようなルールは必要ありません。ひたすらクオリティーや納期に集中すれば良いのです。翻ってみれば振る舞いが丁寧で几帳面な人は品質や納期を守れる人である確立も高いのだといえます。私たちが仕事をする事で最終的に目指さなければ成らない事は後輩の育成であり、自分が身に付けた技術や経験を後輩に受け継いで行く事が自身の安定にも繋がります。以前に努めていたIT企業では、スーパープレイヤーの技術部長が沢山の仕事を抱えこんで会社の中心的な存在でしたが、結局、会社は倒産してしまいました。一人で出来る事には限界があるからです。同じ事をできる後輩を沢山育成していれば結果は違ったはずです。後輩が力をつけたり有能な人を採用する事に危機感を持つ人は多いです。自分の立場や評価が下がるかも知れないことに恐怖を感じるのです。しかし、結局は「底力」が無い人や会社は、最後は淘汰されるのですから周りと切磋琢磨してお互いを高めて行かなければならないのです。恐れるべき事は自身の怠け心です。
著者 砂川昇建