《職場の教養に学ぶ》
お題：心の回復
2024年9月25日(水曜)
【今日の心がけ】逆光に打ち勝ちましょう
砂川昇建の思うところ
レジリエンスの本質は、逆境や困難に直面しても、それを乗り越え、成長するための柔軟性や回復力、適応力にあります。それは単にストレスに耐える力だけでなく、状況に応じて変化し、新しい視点を取り入れる柔軟さや、失敗や挫折から学び成長し続ける姿勢を含みます。また、自己効力感や社会的サポート、明確な目的意識なども、レジリエンスを強化するために欠かせない要素です。私たちは自然の摂理や時間の流れ、老化といったものを変えることはできません。これらに対して無理に抗おうとするよりも、寛容の心で受け入れ、現実の中で最善を尽くすことが、幸福感をもたらします。他人の行動や感情、価値観を直接的に変えることはできません。特に、他者が自分の期待に沿わない行動を取る場合、それに対して過剰に反応することは逆効果です。寛容な心で他者を理解し、コントロールできない部分を認めることが、健全な人間関係を築く基礎になります。一方で、変えることができる状況に対しては、勇気を持って行動することが重要です。勇気とは、リスクや恐怖を乗り越えて、自分の人生や環境をより良い方向に変えるために積極的に挑戦する力です。自分自身の習慣や思考、行動は変えることができます。自己改善のためには、古い習慣を手放し、自己成長を目指して新しい挑戦をする勇気が必要です。職場での不満、家庭内の問題、人間関係のトラブルなど、解決可能な問題には、避けるのではなく、積極的に向き合う勇気が求められます。変革を起こすためには、不確実性や抵抗に直面してもそれを乗り越える決断力が不可欠です。変えられない状況や事実に対しては、「寛容」を持つことが重要です。寛容は、受け入れがたい現実を拒絶せず、穏やかに受け入れる力です。変えられないものに対して無駄に抵抗するのではなく、それを理解し、心を穏やかに保つことが、人生をより豊かにする一歩となります。結果がすぐに出なくても、勇気ある行動は徐々にポジティブな変化をもたらします。勇気を持って挑戦することで、自分の限界を超え、新しい能力を発見することができます。成功した時の達成感は、さらなる自己成長への原動力となります。寛容と勇気のバランスを取るために、何が変えられるもので、何が変えられないものであるかを見分ける「知恵」が必要です。この知恵は、深い自己理解と現実の冷静な評価に基づきます。
著者 砂川昇建
