《職場の教養に学ぶ》
お題:子はかすがい
2023年11月21日(火曜)
【今日の心がけ】気配りを大切にしましょう
砂川昇建の思うところ
「子は鎹(かすがい)」ということわざは、親が子供を鎖(くさり)で繋ぐように、子供が親を支え、絆を大切にするべきだという意味合いがあります。この言葉は、昔ながらの家族の結びつきや子供と親の絆を強調しています。しかし、現代社会では離婚率が増加しており、一部の家庭では親と子の絆が希薄になることもあります。離婚や核家族化が進む中で、親と子供の関係が以前よりも複雑になっています。ただし、離婚が絶対的に「子は鎹にならなくなった」とまで言えるわけではありません。離婚が増加している背景には、社会構造の変化や価値観の多様化が影響しています。一方で、離婚した親でも子供にとって重要な存在であり、コミュニケーションを大切にすることで絆を保つことも可能です。親と子供の絆が強くない場合でも、他の家族や大切な人々との絆が育まれることもあります。現代社会は、国民全員が中流であり生活に困る事はありませんから、家族で協力して生きて行くと言う意識が薄れているのかも知れません。親が年をとっても施設に入れて、お葬式も簡素なもので済ませる家庭が増えています。
著者 砂川昇建