《職場の教養に学ぶ》
お題:周囲を変える挨拶
2024年11月20日(水曜)
【今日の心がけ】明るい声と表情で挨拶をしましょう
砂川昇建の思うところ
「挨拶は人と人をつなぐ金の鎖」と言う話です。皆さんに、坂本竜馬が西郷隆盛を評した有名な言葉をご紹介します。竜馬は西郷について、「小さく打てば小さく響き、大きく打てば大きく響く」と言いました。これは、行動の規模や誠意によって結果が異なるという意味です。この話を挨拶に置き換えて考えてみましょう。たとえば、ただ形式的に「おはようございます」と言うのと、心を込めて元気よく「おはようございます!」と挨拶するのとでは、相手に与える印象が大きく変わります。小さな声で挨拶するなら、その響きも小さくなりますが、気持ちを込めて大きな声で挨拶すれば、それは相手の心にも大きく響きます。実は、ある社員がこんな経験をしました。彼は朝、いつも出社するたびに廊下で掃除をしている清掃員の方に、必ず「おはようございます」と笑顔で挨拶をしていました。ある日、その清掃員の方から「あなたの挨拶があると一日が明るくなる」と感謝の言葉をもらったのです。挨拶ひとつで、周りの人の気持ちを温かくし、自分自身も気持ちの良い一日をスタートさせることができるのです。挨拶は、相手との距離を縮め、信頼を築くための第一歩です。そして、それが積み重なることで、職場全体の雰囲気も明るくなり、チームワークが強化されます。竜馬が言うように、「大きく打てば、大きく響く」ように、皆さんも今日から心を込めて挨拶をしてみましょう。それが、あなた自身の成長や、周りの人とのつながりをさらに深める金の鎖となるでしょう。
著者 砂川昇建