《職場の教養に学ぶ》
お題:水差しの見方
2023年8月28日(月曜)
【今日の心がけ】視点を変えて考えてみましょう
砂川昇建の思うところ
イソップ物語でカラスが工夫して水差しから水を飲んだという話です。カラスは可愛くないのであまり共感できませんが、他にもこんな話があります。昔、ある王国に二人の石工がいました。彼らは同じ王宮で働いていましたが、その仕事への向き合い方はまったく異なっていました。一人の石工はただの仕事として石を切り、形を整える作業を行っていました。もう一人の石工は違いました。彼は毎日、自分が創り上げる石の一つ一つが美しい宮殿の一部になることを想像し、その石が誇り高い王国を象徴するものであると信じていました。数年後、宮殿が完成し、人々に披露されることになりました。その宮殿は美しく、魅力的な建物で、多くの人々が感動しました。しかし、その中でも特に輝く部分は、一人の石工が創り上げた石でした。彼はその石が宮殿全体の一部となることを信じて努力し、その結果が実を結んだのです。この逸話からは、仕事に対する姿勢や想像力の大切さが示唆されています。ただの作業としてではなく、自分の仕事がどのような価値を持ち、大きな目標の一部であるかを考えることが重要です。 そうです「仕事とは感動」です。
著者 砂川昇建