《職場の教養に学ぶ》
お題:冒険コース
2024年9月8日(日曜)
【今日の心がけ】難しいことにも挑戦しましょう
砂川昇建の思うところ
挑戦することの大切さは、成長や自己実現に不可欠な要素です。日常の中での小さな挑戦から大きな挑戦まで、すべてが私たちを一歩前進させ、より強い自分へと導いてくれます。成長するためには、徐々に負荷を増やす「プログレッシブ・オーバーロード」の原則が重要です。マラソンで距離を少しずつ延ばしたり、速度を上げたり、筋トレで使用する重量を増やしたりすることで、体はその新しい負荷に適応しようとし、筋力や持久力が向上します。同じことを繰り返していては、その負荷に体が慣れてしまい、成長は止まってしまいます。挑戦することは、私たちをコンフォートゾーン(快適領域)から引き出し、新たな経験やスキルを学ぶ機会を与えてくれます。コンフォートゾーンの外に出ると、未知の領域に入ることで不安や恐れを感じることがありますが、その経験を通じて徐々に慣れていき、最終的には新しいことを快適に感じられるようになります。これにより、以前は困難に感じたことが「できること」へと変わり、私たちの能力の範囲が広がっていきます。挑戦を通じて経験する困難や挫折は、メンタルの強化にも繋がります。マラソンでの過酷なトレーニングや筋トレの限界への挑戦は、単に体を鍛えるだけでなく、自己の限界を超えるという精神的な強さを育てます。この精神的な強さは、仕事や人間関係、日常のあらゆる場面で困難を乗り越える力となります。挑戦を続けることで、自分がどれだけのことを成し遂げられるか、どれだけの可能性があるのかを知ることができます。たとえば、マラソンを走る前は「自分には無理だ」と思っていた人が、トレーニングを積み重ねて完走できた時、その達成感は「次もできるかもしれない」と新たな挑戦への意欲を引き出します。この自己効力感の向上は、自己成長の原動力となります。最後に、挑戦した結果として得られる達成感や満足感は、人生をより豊かにし、自己実現感を高めます。目標に向かって努力し、困難を乗り越えた先に得られる達成感は、他の何物にも代え難い価値があります。生きる事の意義かもしれません。
著者 砂川昇建