《職場の教養に学ぶ》
お題:美しい仕事の秘訣
2024年3月12日(火曜)
【今日の心がけ】誰かの役に立つ仕事を目指しましょう
砂川昇建の思うところ
やりがいに満ちた清掃会社の先輩の話です。仕事とは何か?野村監督は「計画・実行・修正」とヤクルトの選手に教えたそうです。古田選手の後援会で教えてもらいました。「PDCA」などと、ビジネスシーンでも有名なルーティーンですね。哲学的な視点ではどうなんでしょう?日本が発展途上の頃は「テレビ」などの電化製品、「車」など、一生懸命働く事で手に入れて、豊かな生活をする事ができましたが、現代社会は、1億、総中流社会ですので、一生懸命働いてもさほど豊かな生活を実感する事はできないはずです。「お金」や「生活」の為に働くと言う事に「価値」を見い出せなくなって来ているのだと思います。福沢諭吉の時代は、生まれながら身分が決められていました。現代社会は、勉強して、或は、仕事で成果を出して、自身の身分を変えられる「メルトクラシー」の時代です。現代人は、理想的で平和な社会を手に入れて、引き換えに、努力する意欲を失ってしまいました。弊社の「社是」は「志学業献」です。「共に学び、そのスキルで社会貢献しよう」と言う趣旨です。「働く」とは、各々がその価値を自ら見い出す、普遍的な事かも知れませんが、「自身を磨き」「出来る事を増やし」「他人に影響を与える」事で、家族や社会や国に貢献出来る事、つまり「for you」に喜びを感じられる事だと思います。そして、そのような思想が、巡り巡って自身の豊かな生活をも実現するのだと思います。若い内は、そのような余裕がないと思いますが、コツコツスキルを磨いて成長して行きましょう。
著者 砂川昇建