《職場の教養に学ぶ》
お題:冬至の風習
2023年12月22日(金曜)
【今日の心がけ】季節の風習を大切にしましょう
砂川昇建の思うところ
「冬至」は、一番昼が短くて夜が長い日だそうです。おばあちゃんの遺言で暗くなってからお酒を飲むように言われていましたので嬉しいです。ですが実は「冬至」は日の出と日の入りが一番に日ではないようです。日の出は「1月5日」前後、日の入りは「12月7日」前後だそうです。どうして、日没の最も遅い日、早い日は、冬至の日と同じにはならないのでしょうか?それは、地球の回転の軸(地軸)が23.4度ほど傾いていること、そして地球が太陽の周りをまわる軌道(通り道)がまん丸ではなくて楕円であることが主な原因です。太陽は、約24時間で天球上を一周します。昔は、単純にこれを一日としていました。実際の太陽の日周運動にもとづく時刻を「真太陽時」といいます。ところが、太陽の高さは毎日変わります。そして地球の地軸が23.4°傾いているため、太陽は一年かけて空を大きな波を描くように動いているようにみえます。そのために、太陽が南北方向に位置変化する割合も毎日変わります。さらに地球の軌道は完全な円でなく、楕円です。わずかな差であれ、太陽に近い冬の時期は早く太陽の周りを回り、太陽から離れる夏はゆっくり回ります。毎年、戸田橋で初日の出を見るのですが、日の出はだいたい「6時47分」頃です。
著者 砂川昇建