《職場の教養に学ぶ》
お題:続ける
2023年10月10日(火曜)
【今日の心がけ】粘り強く取り組みましょう
砂川昇建の思うところ
王貞治氏の話です。最近の、若い人は知っているのでしょうか?王貞治氏が一本足打法を始めた背景には、彼がケガに悩まされていたことが関係しています。1964年にアメリカの大リーグでプレーするために渡米した際、練習試合でのホームランで注目を浴びたものの、その後の試合で膝の故障に見舞われました。このケガは長引き、通常の両足での打撃が難しくなりました。そこで、王貞治氏は一本足打法を考案しました。この打法は、バットを構える際に片足を浮かせ、もう片方の足でしっかりとバランスを取りながら打つというものでした。これによって、膝の負担を減らし、ケガを抱えつつも効果的な打撃が可能となりました。苦労話としては、ケガの影響で一時期は不振に陥り、一本足打法を試行錯誤しながらもなかなか成果が出なかったことが挙げられます。しかし、王貞治氏は粘り強くトレーニングを重ね、徐々にこの打法をマスターしていきました。その結果、彼は日本プロ野球で数々の記録を打ち立て、ホームラン王として名を馳せました。 偉大な記録の陰には、それに見合った練習量があるのですね。
著者 砂川昇建