《職場の教養に学ぶ》
お題:紅花
2024年7月7日(日曜)
【今日の心がけ】大切な文化を継承しましょう
砂川昇建の思うところ
紅花(べにばな)は、キク科の一年草で、学名は Carthamus tinctorius です。古くから染料や薬用として利用されてきました。日本では主に山形県が産地として有名です。温暖で日当たりの良い場所を好みます。砂質土壌でよく育ちます。一方、最近話題の「紅麹問題」があります。紅麹にはモナコリンKという成分が含まれており、これは医薬品成分としても知られています。この成分は、医薬品に準ずる取り扱いが必要とされることがあります。紅麹(べにこうじ)に含まれる物質で人体に悪影響を与える可能性があるのはモナコリンKです。モナコリンKは、化学的にはロバスタチンと同一であり、コレステロールを下げる効果があります。この成分は、医薬品としても使用されているため、摂取量や使用方法に注意が必要です。過剰摂取や長期使用により、肝機能障害を引き起こす可能性があります。他の薬剤との相互作用があり、特に他のスタチン系薬剤や肝機能に影響を与える薬剤との併用には注意が必要です。紅麹は、沖縄や九州の泡盛や焼酎の製造にも使用されているようです。良い効果と共に利用方法を誤ると人体に悪い影響があるのですね。
著者 砂川昇建