《職場の教養に学ぶ》
お題：社史
2023年5月4日(木曜)
【今日の心がけ】資料を資産化しましょう
砂川昇建の思うところ
日本では企業の生存率は20年で「0.2％」程度と言われています。諸外国はもっと厳しい数値です。日本の産業構造を「大企業」「中堅企業」「零細企業」で分けると、最も雇用率が高くそしてもっとも納税率が高いのは資本金1億円前後の中堅企業です。日本の税制は「逆累進構造」となっており大企業が一番税率が低いのです。加えて、企業規模が大きいので節税ノウハウも高く税金を払っていない大企業も沢山います。一方、零細企業は政府の助成金で何とか生き延びている「ゾンビ企業」が多く見受けられます。コロナ助成金も零細企業は返さなくても良い助成金が多いのに比べて中堅企業は低金利の融資だけです。大企業は返せる時に返す事ができる「劣後ローン」と言う特例も適用されています。つまり、日本に一番貢献している「中堅企業」が一番優遇されていないのです。弊社の多くはこの「中堅企業」で構成されています。しかし、理不尽な事に不平を感じていてはいけません。私たちが出来る事を考え精一杯行動して成果を出していく事が大切です。過去よりも未来に向けて全員が一丸となる事が大切です。
著者 砂川昇建
