《職場の教養に学ぶ》
お題:現を抜かす
2024年10月19日(土曜)
【今日の心がけ】節度をもって趣味に向き合いましょう
砂川昇建の思うところ
現(うつつ)を抜かす、話です。「現を抜かす」という言葉は、何かに心を奪われ、本来の目的や責任を忘れてしまうことを意味します。現代社会においても、多くの人が一時的な楽しみや快楽に溺れ、結果として人生やキャリアを損なう事例が少なくありません。特に、パチンコやギャンブル、キャバクラ通い、薬物依存、ゲーム、消費者金融での借金、などが代表的な例です。ビジネスにおいては、長期的な関係の中で信頼関係を構築することが重要です。しかし、短期間で職を変えることで、他者から「忍耐力がない」「責任感が乏しい」と見なされる可能性があります。又、お金を目的とした安易な転職なども、最終的には会社での信用を築く事はできません。お金欲しさや一時的な条件の良さに目がくらんで安易に転職を繰り返すことは、「現を抜かす」行為と似ているかもしれません。一時的な利益や条件に囚われることで、長期的なキャリアや信用の構築が疎かになり、最終的には得るものが少なくなることがあります。特に「信用」はビジネスにおいて最も重要な資産の一つであり、頻繁な転職はこの信用を損なうリスクがあります。キャリアの決定は慎重に行い、短期的な利益よりも、長期的な成長や安定を見据えた選択をすることが重要です。
著者 砂川昇建