《職場の教養に学ぶ》
お題:自分たちの優秀さ
2023年5月16日(火曜)
【今日の心がけ】他者の視点を取り入れましょう
砂川昇建の思うところ
「成功は自分達、失敗は他のせい」と言う話です。以前にも書きましたが「ダニング・クルーガー効果」と言うそうです。能力の劣る大学生は自身の能力を過大評価し、能力の高い大学生は、自身を過少評価すると言う実験です。例えば、能力が低くて解雇された人は会社を訴えたりします。自分の能力が適正に評価されていないとか、自分には権利があるとか解釈するのです。実は、当局もその様な人物が失業保険を申請したり無職でいると国の負担が大きくなるので会社に押し付けようとします。実は、双方にとって厄介者でしかないのに自分の権利だと勘違いしてしまうのです。自分自身の能力を高めなければ結局何も変わらないのに自分を過大評価しているのでそのような考えはまったく思いつかないのです。反面、優秀な人がもし解雇されたとしても直ぐに新しい会社で活躍できるはずです。元々、能力が高いからです。成功や失敗、評価や批判は、全て自分自身のなせる業なのです。優秀な人は、結果を冷静に分析し次に生かすことができるのでしょうから少しでも自身を鍛錬して近づきたいですね。
著者 砂川昇建