《職場の教養に学ぶ》
お題:共に生きる
2024年11月3日(日曜)
【今日の心がけ】身近な自然に心を向けましょう
砂川昇建の思うところ
ユネスコの話です。ユネスコは、教育、科学、文化を通じて国際協力を推進し、平和と持続可能な社会の実現を目指す国連の専門機関です。設立は1945年、ロンドンでのユネスコ憲章採択によるもので、本部はフランス・パリにあります。ユネスコの理念は、「戦争は人の心の中で生まれるため、人の心に平和の砦を築かなければならない」という考えに基づいています。(識字教育や初等教育の推進)(科学技術の振興と倫理的利用の促進)(文化遺産の保護)を活動目標としています。ユネスコは国際的な機関で、193カ国が加盟しています。加盟国は総会や執行委員会を通じて政策を決定し、活動を支えています。ユネスコの運営資金は加盟国からの分担金と寄付で賄われます。例えば、日本は財政面で大きな貢献をしており、過去には世界遺産保護や無形文化遺産の振興にも多額の資金を拠出しています。運営資金は主に加盟国からの分担金でまかなわれ、米国や日本などが大きな拠出国として知られています。財政的な困難に直面した際には、各国の協力によって支援策を講じ、特定の文化・教育活動にも寄付金を活用する仕組みが整えられています。ユネスコは、「世界遺産条約」を通じた文化遺産の保護や、「持続可能な開発のための教育(ESD)」などの教育プログラムを推進しています。また、災害復興や環境保全を支援するプロジェクトも展開しており、各国の教育・文化政策と協調しています。ネスコの活動は、教育や文化を通じて世界の人々の相互理解を深めるとともに、貧困削減や人権促進に取り組むことを目的としています。持続可能な社会の実現を目指した政策は、国際社会における平和構築に寄与しています。ユネスコの名前は、United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization(国際連合教育科学文化機関)の略です。
著者 砂川昇建