《職場の教養に学ぶ》
お題:蛍
2024年6月27日(木曜)
【今日の心がけ】自然に親しみましょう
砂川昇建の思うところ
蛍の発光は、生物発光(バイオルミネセンス)の一例であり、特定の化学反応によって光を発する現象です。この発光は主に交尾のためのコミュニケーション手段として使われています。蛍の発光は、ルシフェリンという化学物質とルシフェラーゼという酵素が関与する化学反応によって引き起こされます。ルシフェリン(luciferin)という発光物質が、酸素(O₂)と結びつきます。ルシフェラーゼluciferase)という酵素が、ルシフェリンと酸素の結合を促進します。酵素の働きにより、ルシフェリンが酸化され、酸化ルシフェリンになります。この過程でエネルギーが放出され発光するそうです。蛍の発光は、自然界の中での生物発光の一例であり、その仕組みや役割は非常に興味深いものです。この発光現象は、科学者たちにとっても多くの研究対象となっており、発光タンパク質はバイオテクノロジーや医学研究などで幅広く利用されているようです。
著者 砂川昇建